わるガキ
しらんぷり
あるいてたら
わるガキに青柿ぶつけられた
せいかく悪いと思ってた
いつの時代にもいる、悪ガキくん。
学校帰り、イヤな予感しながら、柿の木の下を通ると、案の定、まだ青くて固い柿をぶつけられた。半泣きで家まで帰ったっけ。今思うと、それこそ昭和の漫画の一コマみたいで、笑える。
それ以降も、帰り道が一緒なせいか、時々遭遇してしまった。が、なぜか少しずつ話すようになり、そのうち、段々打ち解けて来た。
意外とフツーの男の子だったかも。
やんちゃだった彼は今、どうしているだろう。